螺旋プロジェクト続きます。ゴールデンスランバーを思わせるような逃走劇です。近未来の描写がリアルすぎて。シーソーモンスターとスピンモンスターのちょうど間が現代というか。数十年前後の感覚がもうひたすら実感できる感じなのです。その間の現代のパートに朝井先生を置いたこのプロジェクトもすごいですが。
交通事故、AI、自動運転、新しい音楽ジャンル、パスカ、アナログへの回帰、どれもありそうなのです。予言者？
アイムマイマイはなんとなくですが、アンパンマン的な存在なのではないかな。ああ、この作品が海と山に共作なのだなー、という解釈。対立する存在が、どこかの部分は認め合って、もしかしたら未来のために創り出した絵本。世界にとって特別なもの。
こういう、世界そのものから設定する物語を読むたびに、「想像力こそが、すべてを変える」という大好きな小説「新世界より」の一文を思い出すのです。そう、想像力こそが、なのです。
