素晴らしい世界

世の中で良いと思ったことを

舟を編む

ようやくですが。ずっと気になっていた本で、多分間違いなく面白いだろうから逆に読んでいなかったりして。

間違いなかったです。

辞書。当たり前だけど作っている方がいて。そのための仕事があって。載せる言葉、説明、装丁、そして紙も。いろんなところせお世話になってきた辞書は、こういう風に生み出されていたのだなとなんか反省しました。ジーニアスが好きでした。今はネットで調べちゃうことが多いけど、改めて辞書を引くというのも大切かもしれないです。

時期が少し飛ぶという仕掛けも素敵と思ったし、辞書を作るにはそれだけの時間がかかるのだということでしょう。そしてアニメとかゲームの設定集のような本もその部署が作るの?出版社によって違うのだろうけど、そういうこともあるのかしら。ポケモンとか。ああいう裏設定集とかはすごく好き。

アニメ版を機会があれば見たいと思います。

 

最後。

文庫版だけなのかわからないですが、ラブレター全文・解説付きが載ってる!これが最高に楽しいです。二人のツッコミがw何回漢詩でてくるのw

 

ウィッシュ

内容含みます。

 

 

泣きました。願うこと。思うこと。望むこと。それを管理するのは統治者としてはやりやすいのでしょう。とても合理的な方法。

でもそれらが、いろんなことの原動力でもあるわけで。簡単に統治できるかわりに発展も無くなるのかもしれないです。

アーシャと星がとにかくかわいいし勇ましいです。国民が立ち上がるシーンは泣きます。多分そうなるな、と思って見ててもちょっとやばかった。声出そうになった。

そんなにたくさんディズニー映画観ていないですが、仲間と立ち向かうというのはあまりなかった展開で良いな、と思いました。

あと王も悪意でやっているのではないのだろうな、と。多分根本にはあの国の治安維持とか平穏とかがあって。目的も手段も大事、ということなのかもしれないです。

こーのーねーがーいー

あきらめるーことはーない

 

葬送のフリーレン

初回スペシャル最高でした。

美しくて悲しくかわいい。あと儚い。

寿命が違うことからの世界への認識の差異。お互いに尊重し合うことの大切さ。思いは共通なことも多いということ。

数ヶ月とか1年くらいが巡ってゆくところを映像で表現というのが素敵すぎなのよ。

何度もミミックに食われたり。

毎朝起きられなかったり。

日々は続いて行きます。

六人の嘘つきな大学生

おおー

 

就職活動の面接だけで本当に優秀な学生がピックアップできるのかという課題を取り扱い、でも人って一面じゃないよね、という真理というか救いにも迫ってくる。

褒められた一面だけじゃないから、での人に優しくしたと思われる一面もあったりするから。だから会社って成り立つのでしょう。

 

それだけで判断することのないように。

視点をたくさん持てるように。

 

八本目の槍

かっこよすぎて。

佐吉、石田三成という人物を賤ヶ岳七本槍それぞれの目線から表してゆく。本能寺、賤ヶ岳、小牧長久手、半島、関ヶ原大坂の陣とそれぞれのシーンでの関わり。兵站や内政の重要性と武将としての才覚。そして家康の強大さ。

家康に対して単独では敵わないことや、彼我の戦力を正確に分析できていた。だから死後も大坂を守る仕掛けができた。小姓時代からの太閤への恩があったから。

史実とは違うこともあろうかと思いますが、解説を見ると最新の知見も反映した人物像のようです。とにかく、400年以上後世に情報が伝わるのだから、多くの人の記憶に残り、いろんな書物や書簡に名前が残っているということで。傑物だったことは確かなのでしょう。

映画じゃ短い!大河とかでしっかり見たい作品です。最高。